花嫁さまから不動の人気を誇る、Aラインシルエットのウエディングドレス。
トップスはすっきりとしたシルエットに、
ウエストからふわりと広がるスカート。
着る人を選ぶことのないプレーンなシルエットが人気のポイント。
同じAラインシルエットのドレスであっても、
トレーンが長く大きなリボンがついているものや、
全身に施されたきらびやかなビーズ刺繍など、
フェミニンからスタイリッシュなスタイルまで、
デザインのバリエーションが豊富なことも、人気の理由のひとつです。
そんなAラインシルエットは、いつ頃誕生したのでしょうか。
意外にもその歴史は浅く、
1955年にDIORによって発表されました。
DIORと言えば、
ウエストを細く絞り、フレアーなスカートが印象的な「ニュールック」が
あまりにも有名ですが、実はAラインシルエットのドレスも、
クリスチャン・ディオールがコレクションで初めて披露したもの。
Aラインシルエットのドレスは、発表された当時も大ヒットを果たし、
瞬く間に世界中の女性を魅了しました。
「風と共に去りぬ」をはじめ数々の話題作に出演し、
人気女優の地位を築いていた“オリヴィア・デ・ハヴィランド”は、
DIORから発表されたAラインのウエディングドレスを、
自身の結婚式に着用する運命の一着として選んだそう。
1955年当時のDIORの新作コレクションの発表会は、
セレブリティやバイヤー、報道関係者が会場に入りきらないほど集まり、
毎シーズン注目を集め続けていました。
約60年もの間、多くの女性に愛され続けているAラインのドレス。
今や、多くのブランドがAラインシルエットを採用し、
生地や装飾を変え様々なデザインが、日々誕生しているのです。
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