STORY

自分らしい美しさを実現する、衣裳選びの心得 (前編)

  

ハレ舞台の主人公は、他の誰でもない、自分自身。


まずいちばんに、衣裳選びの際に忘れてほしくないこと。それは、そのドレスを身に纏うのは、他の誰でもなく“あなた自身”であることです。なぜなら、さまざまな花嫁の衣裳選びをお手伝いさせていただくなかで、“自分らしさ”を見失ってしまうシーンを、よく見掛けるからです。

 

憧れや思いやりだけでは、本当の美しさは引き出せない。


時おり、友達や雑誌のウエディングスタイルを見て、憧れのドレスを求めて来てくださるお客様がいらっしゃいます。私たちが提案するドレスを選んでいただくのは、とても嬉しいのですが、「あれが着たい」という想いばかりが先行してしまい、“自分らしさ”を忘れてしまうことが、しばしばあります。他にも、周りを思いやる気持ちからか、新郎や家族の意見を優先させ、薦められたドレスばかりを試着してしまう。そんな花嫁もいらっしゃるのです。
しかし、花嫁自身が心の奥から納得出来ていないドレスの前では、花嫁の本当の美しさは引き出せないと、私たちは考えます。

 

自然と笑顔がこぼれる一枚が、運命の一枚。


鏡の前で、選んだ一枚を身に纏う瞬間。鏡に映る自分の表情を、今一度、正直な気持ちで見つめてください。本当に似合う一枚は、袖を通した瞬間に自然と笑顔がこぼれるものです。
「自分らしさと美しさの両方を叶えてくれる一枚はどれか。」そんな目線を持って、ドレスに袖を通していただけたら嬉しいです。